<$BlogRSDUrl$>

Thursday, November 18, 2004

Busiest Day 

先週から続いている目の回るような忙しさが明日ピークを迎えそうである。はっきり言ってもう頭がバカになってます。ついさっきも22時まで打合せをした後、メールに返信した際に、何を思ったのか全く別の人の名前を書いて送ってしまった(すぐ気がついて謝りました)。普通なら考えられない失敗である。その明日のスケジュールもなかなかのものだ。

9:00 – 10:00 Meeting
10:15 – 11:45 Class
12:00 – 13:00 Meeting
13:00 – 14:30 Class (Presentation)
14:30 – 16:30 Meeting
16:30 – 19:30 Class (Presentation)
20:00 – 22:00 Dinner with Japanese applicants (Host)

こうやって見ると、朝から夜までほとんど息がつけない。会社で働いていることを考えれば当たり前なのかもしれないが、それにしてもこの密度はきつい(5分で吉牛を食べたい気分)。ただ明日を乗り切れば、後は週末に期末試験を三つ終わらるだけ…

と言いたいところだが、実際は冬学期の単位となるField Study Projectが既に猛スピードで走り始めていて、これがボディーブローのように効いている。週に2回クライアントと電話会議が設定されているのだが、先日は準備不足、かつメンバー8名中3名しか参加しなかったために、ネタ切れとなって苦しい時間を過ごした。またここのところメンバー間で一日20通以上メールが飛び交うのだから尋常ではない。一昨日は夜中の3時にLとメールの応酬をしていたら、Tから「ここは西海岸か?もう寝たら」と突っこみが入った。

クライアントはお構いなしに、「こんなに読めないんですけど」というくらい資料をドカンドカンと送りつけてくる。アドバイザーの教授からは「忙しいのは分かるけど、みんなもっとしっかりやってくれ」という長い長いお叱りのメールが(ほんとに長かった。しかも二通)。別のグループの学生に聞いてみると、「まだ一回しか集まってないよ」なんていう呑気なグループも多く、どうやら他とは比べ物にならないくらい厳しいプロジェクトにアサインされたようだ。学生の間でも「あのプロジェクトはやばい」と噂になりつつある。これについてはまた改めて。

あ、またLからメール爆弾が...

Friday, November 12, 2004

Managerial Accounting 

いよいよ本格的な冬の到来である。数日前は朝から雪。気温も摂氏マイナス10度を記録。外に出ると「うー、さみー」という言葉が自然に出てしまう。車の窓も完全に凍っていて見えないので、瞬間解凍スプレー"Deicer"の出番である。ガソリンを入れているたった数分間を車内で待っている人を見て「やっぱりみんな寒いんだな」と更に冬本番を実感する。今年は昨年に比べて温かく、雪が降るのも1ヶ月近く遅かったので暖冬を期待していたのだが、どうやらそう甘くはないらしい。

Managerial Accounting (MA) は毎回コールドコールで授業が進められる。MAは固定費を部門間、製品間にどのように割り当てるか、それを評価システムにどう反映させるかを、定量、定性の両面から学ぶ実務的な管理会計である。機会費用、社内取引価格(Transfer Price)、全額原価(Absorption Cost), ABC会計等の概念が含まれる。一回辺り4~5人が順番に指名され、指名された学生は前に出て自分のエクセルファイルをスクリーンに写しながら説明、教授の質問に答えるという形式である。いつ指されるか当然分からないので(1年生のときほどではないが)緊張感のある授業になっている。

週が過ぎる毎に「今度こそ指されるだろう」ときっちり準備していくのだが、待てど暮らせど指されないので、いい加減待つのに疲れてきた。一度も指されていない学生はもう10名を切ったんじゃないかという頃になって名案を思いついた。Sansing教授はネームカードを出し忘れた学生を突然指名するのが好きである。じゃあネームカードを出さなきゃいいんじゃないかということで一度実験してみたところ「Rioが僕を誘っているみたいなので、今日は君の日(It's your day!)」と大当たり。彼は細かいところまで本当によく見ている。ただ僕が全く驚かなかった上に、むしろ嬉しそうに出て行ってしまったので、後から「わざと?」とあちこちから突っこまれた。バレバレでした。

翌日はすっかり気が抜けて予習も中途半端なまま出席してしまったのだが、指名も一巡したので今度はまたいつ指されるか余談を許さない。でもこのMAは授業の進め方、内容、ユーモアのセンス、ラップアップの説明、授業後の資料が全て充実しているので、素晴らしい授業になっていると思う。

やや問題があるとすれば教授のネクタイのセンスくらいである。いつも「それどこで売ってんの?」と思うような奇抜なものばかり身につけている。金ピカの生地に世界地図がでかでかと書いてあったり、M&M’sのキャラクターが赤、青、黄色と無数に散りばめられていたり、という具合である。一度授業の前にTracyが耐えかねて「ネクタイはどこで買ってるんですか?」と質問してしまったのだが、Sansingはすかさず「いい質問だ。いいか、こういういいネクタイは簡単には見つからない。よーく目を見開いてチャンスを逃さないことだ」と真顔で切り返していた。どこまで冗談でどこまで本気か分からないこの人はかなり奥が深い。

つい先日はゴルフクラブ製造会社のケースだったのだが、これでもかというくらいゴルフクラブの絵が書かれたネクタイをして颯爽と入ってきた。後ろのKaaraも「Hmm, 今日のはmake senseね」と勝手に納得していた。来週は一体どんなネクタイをしてくるのだろう。

-----
ここのところ各方面からお誘いをいただき、パーティやディナーに顔を出す機会が多くなった。それにつれて「あれ、意外にいい奴だな」とか「なんかこいつとは気が合うな」という発見があってなかなか面白い。同学年240名の顔と名前を全部覚えたかと言われると、結局8割強に留まっている気がするが、まあこんなものだろうと思う。これからは顔を広げるよりも、共通の趣味があったり、「なぜか波長が合う」友人たちと付き合いを深めていけたらと思う。

Sunday, November 07, 2004

Bush… 

既に報じられている通り、1年に渡って展開された大統領選の決着がついた。現職のブッシュ大統領の「快勝」という見方もあるのだが、実際はかなりの接戦であったと僕は考えている。と言うのも、やはり下馬評通り、最後はオハイオ州がキャスティングボートを握っていたからだ。その差、約13万票。このたった13万票がひっくり返っていれば、ケリー大統領が誕生していたのだ。

せめてもの慰めと言えば、我らがニューハンプシャー州が唯一、2000年選挙から民主党が奪還した州になったことだ。特にハノーバーやレバノンの町では、選挙当日にケリーの看板を掲げて道路脇や道路の真ん中に立っている人たちを多数見かけた。通りすぎる車も彼らに呼応してクラクションを鳴らしていく。まるでボストンでレッドソックスファンが騒いでいるかのようである。ブッシュ・チェイニーの看板は数えるほどしか見かけない。

実際、町毎の選挙結果を見てみると、ハノーバーは78%がケリー支持、レバノンも63%がケリー支持となっている。ニューハンプシャー州全体のケリー支持率が50%だったことを考えると、この界隈は際立った民主党地盤だったことになる。この界隈と言えば、大統領選に先立ってTuckの学生、スタッフ、パートナーによる擬似投票(選挙権を持たない僕たちも含む)が行われ、69%がケリー支持という結果が出たばかりだった。ちなみに当たり前と言えば当たり前だが、インターナショナルに限定すると90%以上がケリー支持という結果が出た。

それにしても今回は気味が悪いほどくっきりと「赤」と「青」に分かれた。ニューハンプシャーが「青」になり、ニューメキシコが「赤」にひっくり返ったためだ。この「赤組」の多くは、僕がこの夏にドライブで回った州である。ひたすら道路だけが続く何もない田舎。人種によって住む地域が異なる異様な町。アジア人が店に入っただけでじろじろと眺めるような排他的な人々。実際はそれがアメリカ国土の大半であり、そこに住む中流(またはそれ以下)の白人階級が、この国の分厚い保守層を構成しているのである。彼らの多くは国歌をこよなく愛し、国旗に忠誠を誓い、正義、自由、愛国という言葉一つで条件反射的に情動を露にするような人たちである。

ヒスパニックの共和党支持が増えたというメディアの分析も意外だった。ヒスパニックも家と子供を持てるだけ豊かになると、共和党支持に鞍替えするケースが多いというのである。この傾向はニューメキシコやフロリダで決定的な影響を与えた可能性がある。

後日、Tuckの学生と食事をしていたときに、たまたま選挙の話になり、熱烈な民主党支持者であるVielckaから「Rioはどっちなの?」と聞かれ、「もちろんケリーでしょ。ブッシュに投票するアメリカ人の気持ちが分からない」と言うと彼女は大層満足そうな顔をしてくれたのだが、共和党支持のGregとSunilが噛み付いてきた。

僕は「ブッシュのロジックを使うと、十分な証拠もないまま北朝鮮でもイランでもどこでも先制攻撃ができるということになってしまう。そんなことは許されない」と言ったのだが、テキサス出身のSunil(投票日に学校にカウボーイハットを被ってきてみんなの爆笑を誘っていた)は「まずケリーの北朝鮮政策(二国間協議)はナンセンスで機能しない(それについては僕も賛成)。それからもし北朝鮮やイランが潜在的に米国に脅威を与えるのであれば、当然先制攻撃(preempt)をしても構わないと思う」と言い切る。普段はとてもユーモアセンスに溢れ、頭も良く、常に肩の力が抜けたナイスガイのSunilをして、そう言わせてしまうのである。

「3回のディベートでブッシュが基本的言っていたことは、他の国なんて知ったことか、俺はアメリカの利益のためだけに行動するということだった。そんなのおかしいと思わない?」と言うと、「そんなのどこの国だってそうだろう。大統領が自分の国の権益を追求して何が悪い」と切り返してくる。確かに彼の話にも一理あるのだが、世界で圧倒的な力を誇る超大国アメリカは、自国の決定がどれほど諸外国の人々に甚大な影響を与えるかという事実に目を向ける必要がある。

なんて言うちょっと際どい話をしながらも、すぐに笑って別の話題に移れるところが彼らの良いところであり、僕も居心地がいいと感じるところである。特に政治の話題は双方の共通点が見出しにくいこともあり、正面衝突的な議論はタブー視されているところもあるのだが、そこは彼らも心得たものである。すっかり酔っ払ったGregが「どーせ、この町では共和党は肩身の狭いマイノリティだもんね」とすねていたのがとても可笑しく、印象的だった。

一方Vielckaは、お母さんがエクアドルからアメリカに移住してきたため、あまり裕福な環境で育ってこなかったと言う。それだけに貧しい人たちにも機会を与えるような福祉政策が必要と強く感じているらしい。これは以前TakWaiが主張していたことと正反対という点で興味深い。彼は同じような境遇で育ちながら、逆に「福祉をただで施すことで人間はダメになる、競争で勝ちあがってこられる仕組み、資本主義の理念を強く信じている」と言っていたという話をVielckaにしてみると「確かにそこは難しい点なのよ」と考え込んでしまった。

ちなみにSunilが、僕も大いに賛成した「共和党か民主党かという議論はあまり意味がない。各論で是非を話し合うべきだ」というとても素晴らしい意見を持っていることも記しておく。

2nd year: supposed to be easy 

「2年生になるとかなり楽になる」という噂は入学前からよく聞いていた。1年生の辛い時期はいつかその日が来ることを夢見て毎日頑張っていたという面は否めない。ところがどっこい、全然忙しい。

確かに右も左も分からず、日々プレッシャーに押しつぶされそうな精神状態からは解放されたのだが、現在同時進行中のグループプロジェクトが4つ。違う授業を取っているので状況は人それぞれ違うのだが、「他のプロジェクトが忙しいから時間が取れない」という言い訳は当然のことながら通用しない。なぜこうも忙しいかと言うと、このグループプロジェクトが通常の宿題に「加えて」課せられているからである。毎日の宿題をこなすだけでも真面目にやると十分大変なのに、それに加えて締切りが設定されたグループプロジェクトを複数同時にこなすというのは想像以上に難しい。

そんな訳で毎日メールが飛び交うことになるのだが、メンバーのスケジュール調整だけを取ってもなかなか折り合いがつかない。それぞれ違った時間帯に授業を取っていることもあるが、基本的に就職活動がメインの時期なので、かなり反応の悪い学生も出てくる。ともかく一つ一つ着実に進めていくしか方法はない。

This page is powered by Blogger. Isn't yours?